HEALTH2020/07/13

フコイダン健康だより7月号

uminoshizuku fuciodan health news july 2020

wearing a mask

公の場でマスクを着用する理由

COVID-19に関する研究が進むにつれて、感染性が最も高くなるのは、症状が出現する数日前である可能性が高いことが分かってきました。この時期に感染者の喉のウイルス量がピークに達し、咳やくしゃみ、会話の際に口から出てくる飛沫に含まれるウイルスが、近く(目安として1m以内)にいる人の目や鼻、口から入って感染が起こると考えられています。飛沫とはウイルスなどの病原体の周りを水分が取り囲んだ直径5マイクロメートル以上の粒子で、感染者が会話をするだけで1〜2メートル近く飛びます。咳をしたならその距離はもっと伸びておよそ3メートル、くしゃみであれば5メートルくらい飛散します。通常の飛沫感染であれば、飛沫の粒についているウイルスは会話で1~2メートル飛んでもすぐに地面に落ちるのですが、今回の新型コロナウイルスは最長で3時間くらい空気中に漂っていることがあるとされます(空気感染するという意味ではありません)。そうなると、感染者がいる空間では、しばらくの間ウイルスが空気中に残っている可能性があります。”密閉” 空間が良くないのはそういう理由からです。     

 

このような無症状の感染者からのウイルスの伝播を防ぐには、人と人とが近い距離で会話をするときに口元を覆うことが有効だろうとの判断で、4月上旬にアメリカの疾病対策センター(CDC)は、「COVID-19の感染者が多い地域では、例えば買い物の際などに人と人との間の距離が近くなるときは鼻と口を覆いましょう」という推奨を一般市民に対して行いました。

このようなマスクの使用は感染源からウイルスが出ていかないようにすること(感染源コントロール)を目的としており、ウイルスの吸入を防ぐこと(予防)を主たる目的としているわけではありません。実際に季節性インフルエンザウイルスや風邪を引き起こすライノウイルスやヒトコロナウイルスはマスクをしている感染者の鼻や口からほとんど出てこないことが知られていますので、新型コロナウイルスについても同様の効果が期待できます。

なお、CDCは日常生活で用いるマスクについて、顔を覆える布でよいとしており、サージカルマスクやN95マスクは医療機関に回すべきとしています。

一方、世界保健機関(WHO)も6月5日、「感染者が多い地域において外出する際、かつ、他者との距離を少なくとも1m空けることができない場合は、非医療用マスクを着けること」というCDCとほぼ同じ内容の推奨を行いました。このWHOの推奨も感染源のコントロールを目的としています。

 

【ポイント】

  • COVID-19の発生が継続的にみられている地域で、人と人の間の距離を少なくとも1メートル保ちながら会話をすることが難しい場合に予防的に着用することが推奨されています(家の外で常に着けていることが求められているわけではありません)。
  • 布製のマスクでよいとされています。
  • マスクを着用する主な目的は、無症状の感染者の口から飛沫が出ないようにする「感染源コントロール」であり、ウイルスを吸い込むことを防ぐ「予防」ではありません。
  • マスクを着けるときには、鼻から顎の下まで覆う必要があります。
  • 使用した布製のマスクは1日1回、洗濯をして十分に乾燥させます。

 

ソーシャルディスタンス

【まとめ】

マスクの着用はCOVID-19感染者から他者への感染には予防効果があると考えられています。しかし、マスクだけでCOVID-19の感染を防ぐことは困難です。他者との距離を1m以上あけること、3密の環境を避けること、こまめに(特に帰宅時はすぐに)手をきれいにすること、といった効果的な対策をマスクの活用と組み合わせることが極めて重要です。

もしあなたのコミュニティで発生したら

あなたのコニュニティーでCOVID-19の集団発生が起こった場合、なにをするべきでしょうか?

冷静に準備計画を実行する必要があります。 手順は以下の通りです。(※CDCによる推奨)

 

自分と他人を守る

  • 症状に気づいたり、気分が悪い場合は、家にいるようにしてください。 ウイルスに感染した人との交流を避けてください。他者との距離を1m以上あけるようにしてください。

 

準備計画の実行

  • コミュニティでのウイルスの拡散について最新情報を入手します。
  • 毎日の予防措置を実践します。 咳やくしゃみをするときはティッシュを使い、石鹸と水で少なくとも20秒間頻繁に手を洗ってください。
  • 定期的な勤務スケジュールを変更する場合は、できるだけ早く職場に通知してください。
  • 他の人への連絡は、電話またはメールのみで行います。

 

必須の用事の実行

以下は、買い物、郵便の受け取り、銀行、車への給油、医者の予約など必須の用事を安全な方法で行うためのアドバイスです。

 

買い物

  • 何かを注文するときは、オンラインまたは電話で支払います(可能な場合)。
  • 配達物を受け取るときは、人との接触がないことを確認してください(可能な場合)。
  • 人や異物に触れた直後は、石鹸と水で20秒間手を洗ってください。 石鹸と水が利用できない場合は、60%を超えるアルコールを含む消毒剤を使用してください。

郵便の受け取り

  • 郵便局や自宅の郵便受けから収集する場合でも、少なくとも20秒間は石鹸と水で手を洗うか、60%を超えるアルコールを含む手の消毒剤を使用してください。

銀行

  • 銀行取引は可能な限りオンラインで行ってください。
  • 銀行に行く必要がある場合は、ドライブスルーATMを使用してください(可能な場合)。 ATMを使用する前に、消毒用ワイプでキーボードを清掃してください。
  • 終了したら、60%以上のアルコールを含む手の消毒剤を使用してください。 家に帰った後、石鹸と水で少なくとも20秒間手を洗ってください。

給油

  • ハンドルまたはボタンに触れる前に、消毒用ワイプを使用してください。
  • その後、60%以上のアルコールを含む手の消毒剤を使用します。 家に戻ったら、石鹸と水で少なくとも20秒間手を洗います。

医者の予約、薬の処方

  • 医師に、緊急に必要とされていない予約のスケジュールを変更するよう依頼してください。
  • 医師または看護師への連絡は電話またはメールのみで行います。 可能な場合は遠隔医療を使用します。

リストに戻る

日本語カスタマーサポート